縦割りチューター制度(VT)とは?

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私はピーター・バーナードと言います。高校教師や校長を務めた経験を持ち、国際的コンサルタントのトレーナーや研究者、学校システムの開発者として活動しています。果物や野菜を育てることも生きがいです。

この25年間、私はインターナショナルスクールから私立学校、そしてさまざまなタイプの公立学校とかかわってきました。多くの学校管理者や指導者たちが、クラスの管理運営を振り返ったときに、どれだけ努力しても同年齢集団の学習環境ではその努力が報われないと感じています。また、個人や集団の学習を妨げ子どもたちの心身の健康を損ねない、もっとよい集団づくりができると信じています。ただ、具体的に何が制度として間違っているのか、何をどう直せばいいのか分からないのです。

そこで、学校運営を見直し(脱構築/解体)し、スタッフや生徒、保護者などの関係者全てにとってより高い機能性を持つ制度への変革を実現する方法をご紹介します。

研究からも明らかになっていますが、同年齢集団は、いじめを助長するだけでなく、社会心理学や社会的認知、子どもの発達の側面からも最適だとは言えません。現代の複雑な社会では、同年齢集団を重んじることで「人間関係の不破」と「学習の妨げ」という害が生じています。スタッフと生徒、保護者たちによる学習サポートシステムを作ろうという動きではなく、これまで以上の努力や改善(例えば保護者のための社交目的プログラムなど)が学校に求められ、教師への依存レベルが高くなっています。

VTの主要な目的は下記の通りです。

  • 解放された管理運営

  • リーダーシップの分配と共有

  • 新しい情報経路と学習ネットワークの構築(複雑化)

  • 共感に基づいた学習文化の構築

  • スタッフ・生徒・保護者間の関係性とウェルネスを向上

  • スタッフや保護者との協力による、子どもたちが「居場所がある」「支えられている」と感じられる環境づくり

  • より良いコミュニケーションのための評価・報告

役に立つ記事のご紹介(英語):

 

Why schools unknowingly persist in using the wrong system

なぜ学校は無意識に間違った制度を使い続けているのか?

 

One national prescription is not the medicine to cure schools

一つの国家政策だけで学校は救われない

 

Vertical Tutoring: at last a panacea?

縦割り指導システム:ついに学校組織をなおす万能薬が出現?